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トリガー凍結と国民民主

  • 2022年04月10日

 自民党、公明党+国民民主党が協議を行っていたガソリン税の「トリガー条項」ですが、このたび、発動を行わないことを決めたようです。

 以外だったのは、国民民主党がすんなりと妥協してしまったことです。

 何せトリガー条項を発動することを条件に、野党という立場ながら異例の22年度政府予算に賛成をしてきたのですから。

 言い換えれば、岸田総理との口約束は見事に覆された。

 もっと厳しく言えば、与党に見事に利用された、ということです。

 いや、はなからこうなることは織り込み済みで、トリガー条項を口実に自ら与党にすり寄ったということでしょう。そうでなければ、辻褄が合いません。

 既に、野党の「矩(のり)をこえて」しまった国民民主党は、簡単にトリガー条項を捨ててしまったことによって完全に与党の補完勢力になってしまいました。

 そして、今夏実施される参議院選挙の北海道選挙区に、野党共闘を行う事無く候補者を擁立してきました。

 残念ながら、その目的は野党を分断することによって自民党に有利な状況を作り出し、他の選挙区で自民党から有利な条件を引き出すのではないか、という疑義も頭をもたげます。


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