ナゼ止めない川内原発
- 2016年04月17日
九州熊本大地震が中央構造線上を走っていることはご承知のとおりですが、その中央構造線と距離的にそんなに離れていない川内原発を国は止めようとしていません。
事業者は当然、運転を止めることは有りませんから、国が停止命令を出さなければ川内原発は止まりません。
今回の地震で明らかになったのは、この地域には数多くの断層があるということです。 そして、この地震によって各断層が刺激され、どこで地震が起きてもおかしくないというのが専門家の分析ではなかったでしょうか。
今朝の「日曜討論」で、タレントの清水邦明氏が、「米国では、専門性の必要な事案は首長が判断するのではなく、専門家が判断し、首長はその支援をするということが定着している。」と話されていました。
まさしく、今回の地震により、専門家が誘発地震の可能性を否定しない限り、安倍晋三は原発の停止命令を出す判断をすべきなのです。
電源は、足りている。
そして、全国で唯一稼働している原発の近くに、今回の地震を引き起こした活断層の刺激を受ける中央構造線が走っている。
もし、川内原発の直近で地震が起きた場合、その影響で原発内の細管が破損した等の事故が起きた場合、一体どのような言い訳をするのでしょうか。
何か起きてからの言い訳ではなく、最善を尽くしてからの言い訳の方が国民は理解を示します。
今、川内原発を停止して文句を言うのは九州電力だけで、国民はその決断を称えることでしょう。
他に選挙向けのパフォーマンスを行う位だったら、原発を停止した方がずーっと効果があるのでは・・・安倍晋三君?。