バタバタな道政運営(ブログ3412)
- 2023年12月02日
昨日から始まった道議会の代表質問ですが、相変わらず知事の答弁には全くリーダーシップを感じません。
新聞にも掲載されていましたが、観光振興税(宿泊税)について、各会派からは具体的な使途の説明がないこと、導入時期を何時にするのか目標も明示されないこと、導入予定の自治体との調整が進んでいないことなど、これらに知事のリーダーシップを発揮すべきとの不満が続出しました。
また、唐突に新聞発表された、子育て世帯を対象にした「お米券・牛乳券5,000円分の支給」は、追加の補正を行う考えのようですが、鈴木知事が就任してから、追加補正予算の先議、さらには議会開催中に急遽提出する追加予算、議会最終日に追加予算など、行き当たりばったりの予算が議会に提出されます。
高橋前知事の時にはこんなバタバタな道政運営などあまり無かったような気がします。
鈴木知事は何をどうしたいのか、岸田首相のように全く不明です。
お米券・牛乳券も、対象世帯からの申請が予想より下回り、募集を9月末までに延長しPRもしましたが、想定の87%の申請で予算の執行残が相当出ました。にも関わらず、ナゼ申請が少なかったのかという事業の検証もなされずに、政府が補正予算を決め交付金が配分されるので、「取りあえずお米券・牛乳券にした」という印象が拭えません。
このような道政運営で、本当に大丈夫なのか心配です。
ご本人の著書「逆境リーダーの挑戦」は難題にも果敢に挑戦する姿勢を打ち出していましたが、今の知事を見ると果敢に挑戦する姿には感じられず、「果敢に先送りをする、先の展望を示さず足下ばかり見つめている」というようにしか見えません。
来週から一般質問や予算特別委員会が始まります。
知事はこの中で、挑戦するリーダー像を示せるのか、注視したいと思います。