背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

ファクトチェック(ブログ3814)

  • 2025年01月24日

 「嘘も百回つけば本当になる」とは誰が言った言葉でしょうか。

 日本には安倍という総理大臣がいました。安倍氏は、それまでの議会答弁では考えられないほど平気で「嘘」をつき撒くっていました。国会答弁の議事録精査で判明したのは、なんと「108回」も嘘を重ねたという事実を衆議院事務局も認めています。

 そうでしょう。「森友・加計・桜」の3大スキャンダルで、安倍氏は嘘に嘘を重ね無ければならない程切迫していましたし、ついには自分で何を言っているのかさえも定かではありませんでした。

 その「嘘」を「本当」に出来ないまでも、「嘘とは言えないのではないか」というごまかしの手伝いをしたのが官僚です。しかし、嘘はやっぱり嘘なのです。

 情報インフラのプラットフォームを担う「メタ社」が、偽情報を特定する「ファクトチェック機能」を廃止すると発表しました。

 メタ社は、フェイスブックやインスタグラム、等のSNSを世界中に巡らしています。

 その影響力は、ほぼ全てのSNS閲覧者と発信者を網羅していると言っても過言では無いでしょう。

 SNSによる「フェイク」の権化はトランプ氏でした。4年前の自身の大統領選挙において、相手候補に対して嘘の情報を、自らの口で、そしてSNSを屈指して全米に広げました。

 その当時、余りのフェイクにメタ社の前身であるフェイスブック社は、フェイスブック上のフェイクに対して「ファクトチェック」を用いる事にしましたし、米国民の中でも、常識のある方々はそのファクトを見抜いていました。

 しかし、選挙に敗れたトランプ氏は選挙そのものを「陰謀」と位置づけて認める事をせず、今回の大統領選挙でも「移民はペットを食べている」というあり得ないことまで発信しました。

 一方、日本でも東京都知事選挙からSNSを使用した相手候補の誹謗・中傷が相次ぎ、果ては、兵庫県知事選挙においてのSNS戦略は立花氏という怪物まで出現させ、県職員だけでは無く百条委員会の委員で会った県会議員まで自殺に追い込みました。

 メタ社の「ファクトチェック機能」の廃止は、今のところ米国のみの対応ですが、SNSは国境が無く世界を駆け巡ります。

 また、「ヘイト」についても、言論の自由を理由にSNS上の制限を廃止するようですが、そうなれば、SNS上に差別の言葉が溢れるでしょう。

 SNSのプラットフォームであるという誇りと責任を放棄した今回のメタ社の判断は他のSNSにも影響を与えるでしょう。そして、日本は・・・。

 当然、我が国はトランプ氏の思想とは相容れないようにすべきですし、多様性と包摂を大きな方針として打ち立てて、断固として「ファクトチェック」を維持し、ヘイトを受け入れず、誤った方向にだけは向かわないようにするために、しっかりと政府を監視しなければなりません。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.