フリーのGW
- 2022年04月27日
知床の事故は、未だに乗客の捜査が続いています。落ち着かない天候との闘いですが、早く全員が発見されることを願っています。
今日、運行会社社長の記者会見が行われたそうですが、まだ、テレビを見ていないので、その内容についてのコメントは明日以降にしたいと思います。
話は変わりますが、今日のコロナウィルス感染症新規感染者数は、全道で3,160人、函館市では149人となりました。
人口10万人当たりでは441.3人と高い水準で、病床使用率も全道では15.7%、札幌市では18.9%となっています。
過去の感染レベルでは、人口10万人あたり20人でレベル2となりますから、新規感染者数だけを見るとその20倍以上となっています。
幸い、オミクロン株は重症化率が少なく、従って今の所、病床使用率も高くありません。
3月22日の蔓延防止等重点措置解除前の感覚では、3,000人と言えば大騒ぎだったでしょうが、今は慣れてしまったのか、緩んでしまったのか、または、あの時のような自粛生活に戻りたくないという潜在意識がそうさせているのか、道民も気にする気配は感じませんし、マスコミも注意喚起に紙面を割くことやテレビニュースで触れることも少なくなりました。そして新規感染者数は確実に、増加傾向で推移しています。
明後日からは、最大10日間のGW(ゴールデン・ウィーク)が始まり、観光地の宿泊施設は函館市も含め、ほぼ満員という状況となっています。
もちろん、宿泊に利用できる都道府県や市町村が行う割引も復活していますから、行政を挙げての人流(人の移動)の推奨と言えるでしょう。
一方、感染性がより高いとされている「BA2」系統については、道内でも186件が検出され、道立保健所管内分(保健所政令市は除く)の検出率は21日公表分で47.6%、札幌市では25日公表分で72.2%と高い水準となり、全国でも約8割まで置き換わっていると推定されています。
そうなると、GW終了後の新規感染者数がどのように増加するのか、あまり良くないことが想定されることから不安がつのります。
しかし、行政は何も手段を講じること無く国民をフリーにし、さらに人流を推進するような施策を推進しています。この結果は、まさしく政治の結果責任となります。