ベトナムの英断
- 2016年11月25日
オバマ大統領が米国のTPP発効断念したことが伝えられてもなお。
トランプ次期大統領がTPPに強く反対し、大統領就任した日にTPPの協議から脱退することを表明しているにも関わらずなお。
現職の大統領の任期が2ヶ月も残っているにも関わらず、オバマ大統領に労いの言葉もかけず、頭ごなしに次期大統領の足下にひれ伏してTPPを哀願する安倍晋三にベトナムのフック首相の英断を聞かせたいものです。
グエン・スアン・フック首相は、「アメリカがTPPの議会への提出を見送ると発表したため、ベトナムが批准案を議会に提出する条件が満たせなくなった」と批准案の国会提出を断念し、さらに、「TPPに参加しようとしまいと、ベトナムは世界経済との統合を深めていく」と語り、安倍晋三との違いを鮮明にしました。
片や世界第3位のGDPを誇る経済大国、片や50位のベトナムです。
国内経済と世界経済とのあり方を十分に考慮し、冷静に判断したリーダーの姿ではありませんか。