マスコミの罪
- 2019年08月08日
今日のテレビは、朝から小泉進次郎と滝川クリステルの結婚の話題でもちきりです。
それまでは、吉本問題が朝から晩まで流されました。
テレビのワイドショーは低劣化の一途を辿り、国民の総ボケ化を推し進めているようにしか思えません。
硬派な内容の放送は影を潜めて、と言うよりもテレビ局の上層部が番組の視聴率が全てというようになってしまい、ジャーナリズムという本来の使命など求めなくなってしまいました。
それは、国民の責任でもありますが、報道には今現実の問題点を国民に知らしめるというマスコミ本来の使命を投げ捨ててしまうことに何の躊躇も感じなくなった亡者のような姿を見てしまいます。
このような状況下においても、日本と韓国の歴史に視点を当てた番組は皆無です。
昨日も書かせていただきましたが、日本と朝鮮半島のつながりはとても深いものがあり、渡来人によって形成された日本各地の郡の存在や天皇家との繋がりだけではなく、神社・神道の成り立ち、豊臣秀吉の朝鮮征伐や日本が行った朝鮮半島への植民地政策、戦後の韓国政権の軍事独裁と日本との関わりなど、新聞やテレビが取り上げなけれがならない切り口は幾らでもあるはずです。
しかし、報道は安倍晋三氏のご機嫌ばかりうかがい、上層部と安倍との会食が重ねられ蜜月が続いています。
このままでは、コラムニストの小田嶋隆氏が言う通り、「こわいのは我々が愛国者になることではなく、愛国者のふりをしないと孤立するような社会がやってくることだ。」ということが現実になる恐怖です。
「韓国が嫌いだ」、「韓国は敵だ」などと言わなければ「非国民」だとレッテルが張られることです。
アンケートによると、韓国をホワイト国から除外することに賛成の国民が95%にも上るということのようです。
目の前のことに起きた事象にしか判断基準を持たない国民と、これを煽るイカレタ政権は、いつか来た道へ戻ることになるのでしょうか。
それとも、冷静な判断記事準を持った賢明な国民となるか、今が試されるときだと思います。