メディアとは
- 2011年02月07日
先般の新聞に菅総理大臣夫人の言葉が載っていました。
確か「日本はメディアによって政権が左右される」というような内容だったような気がします。
メディアが冷静なものではなく3流週刊誌的になってきていると感じるのは私だけでしょうか。
政策の本筋よりも、大臣の失言や政治資金問題など何か起きるとそれだけを集中して取り上げ、ニュース番組やワイドショーの視聴率が上がれば、新聞の購読数が上がればそれで良い、政策論議よりも劇場型の政局を煽り、そのことで政局が流動化すれば新聞社と系列テレビ局の収益が上がる。
そのことを確かめるために頻繁に緊急世論調査を行い、支持率が低下していることを大見出しで報道する。
有識者(?)の政治討論番組も短い時間で結論を出そうとしており、時間をかけて問題を深掘りするよりも、言い争いがエンターティメントになってしまっていることに何の意味があるのか疑問を感じます。
報道の有るべき姿とは、大分かけ離れてきている感が否めません。
そして、国民はそのメディアを鵜呑みにして(そうでない方も多いのだが)非難をする。
今や、メディアが政局を左右する権力ではないかと思うようになりました。 メデイアに逆らったら、どんな政権も維持できないのではないでしょうか。
小泉政権の初期と末期のメデイアの報道、安倍・福田・阿相政権の時も持ち上げてはたたき落とすような報道だった気がします。
そして、その集大成のような今の状況を、皆さんはどのように感じられておられるでしょうか。