メーデー
- 2017年05月01日
今日はメーデーです。
函館地区の連合メーデーは4月29日に行われました。
昔は、5月1日が何曜日であろうが、実施してきましたが、世の中はそのことを許容するだけのゆとりが無くなりました。
労働者も、メーデーに参加するために会社と協議をし、職場に輪番制を敷き会社に迷惑をかけない範囲で参加していましたが、それでも今は平日のメーデー参加は難しくなり、本来である5月1日ではなく、祝日の4月29日に行うようになりました。
ご存じの通り、メーデーは、1886年5月1日に合衆国・カナダ職能労働組合(後のアメリカ労働総連合)が、それまで1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、8時間労働を求めて各国に呼びかけ、国際的なゼネストとして1890年5月1日にデモ行進を行い、8時間労働を勝ち取った事に由来します。
日本では、紆余曲折は有りましたが、1920年に第1回メーデーが開催されました。
戦時中は官憲の弾圧で中止を余儀なくされましたが、1952年に再開し、今日まで絶えることなく続けられて来ました。
さて、振り返って現在の労働者を取り巻く情勢はどうでしょう。
8時間勤務どころか長時間勤務が幅を効かせ、過労による労災や過労死が人ごとではなくなってきており、12時間労働や14時間労働は皆さんのすぐ隣で起きているいます。
今日のメーデーという日に、改めて労働者の権利というものを考えてはいかがでしょうか。