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ロシアがミサイル

  • 2016年12月05日

 日ロ平和条約の締結を目的に、安倍晋三VSプーチンの交渉が15日に山口県で行われる予定になっていますが、一方で、ロシアは国後・択捉両島に地対艦ミサイルの「バル」と「バスチオン」を配備しました。

 安倍晋三は、「我が国の立場と相容れず遺憾であるとロシアに申し入れた」としていますが、その申し入れがどれ程の効果があるのか疑問です。

 稲田防衛相は「網走市を射程距離に納める」との認識を明らかにしたとのこと、これは由々しき問題では無いでしょうか。

 この2種類のミサイルの射程距離はおよそ300kmと言われています。

 ということは配備した地域によりますが、国後島の北海道寄りに配備したとすれば網走市だけではなく北海道の半分は射程に入ります。

 また、逢坂衆議の秘書の話では、ロシアの主要紙「プラウダ」には射程600kmと掲載されているとのこと。

 そうなれば、道都・札幌を含めたほぼ北海道の全てが射程に入ります。

 ロシアのロケット技術は宇宙開発でも群を抜いており、北朝鮮のように発射実験を行う必要はありません。

 日本は、北朝鮮のミサイル配備に神経をとがらせていますが、ロシアの配備については申し入れだけでお茶を濁しています。

 当然、15日の日ロ首脳会談を意識してのことだろうと思いますが、逆に日本が北方4島やサハリンに近い場所にミサイルを配備した場合、ロシアはどのような反応を示すのでしょうか。

 ミサイルを配備した同じ日にロシア海軍が尖閣諸島の領空周辺にも対潜哨戒ヘリを飛ばすなど、いくら良心的に考えても友好的に領土問題を解決しようとする当事国の態度ではないと思います。

 安倍晋三はもとより、日本がすっかりプーチンになめられている証左だと思います。


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