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ワクチン接種

  • 2020年12月25日

 欧米ではコロナウィルス感染症のワクチン接種が始まり、日本でも厚労省がワクチン接種を進めるため、都道府県や市町村が必要な体制を整えるべき時期を示した工程表をまとめたようです。

 道新によると、

 <早ければ来年2月にも医療従事者への接種が始まると想定し、その後、持病の有無にかかわらず優先対象となる高齢者約3千万~4千万人への接種が始められるよう3月下旬には体制を確保。

 接種を実施する主体となるのは市町村で、厚労省が作成した工程表を基に接種する医療機関やその他の会場の選定など準備を急ぐそうで、まず同意を得られた医療従事者約1万人に接種をしてもらい、一定期間体調に変化が有るかどうかを確認する安全調査を実施。

 その後、3月中旬には新型コロナの診療や患者の搬送に関わる医師や看護師、救急隊員、保健所職員ら約300万人に接種を始め、その後に高齢者そして一般の人の接種を始める見通し・・・。>とのことです。

 何せ、通常だと5年~10年かかると言われるワクチンの開発を、1年足らずで承認し一般的な接種を実施しようとするだけに、ワクチン接種をした人を臨床試験台と見なしながら、安全性を確認するという乱暴な手法で行う事なります。

 このことについて、7月28日のブログで、私の親しいクリニックの先生が話していたことを再掲します。

 <今、各国でワクチンの開発競争をしているが、通常ワクチンの開発には最低でも3~5年の時間がかかる。動物実験から人体での治験、その積み重ねから副作用を極力排除して安 全性と効果が認められて国が承認するという流れだが、今はそれを蔑ろにしているような気がする。

 ましてや、コロナウィルスのワクチンが承認されたら、その接種に優先順位を付け、医療関係者から始めるという。

 一見、当たり前のように思われるかも知れないが、開発に慎重なくらい十分な時間をかけない未完成のようなワクチンを医師や看護師などに接種して、そこに問題が生じれば医療は崩壊する。医療人を使って人体実験をするようなものだ。>と話していました。

 ワクチンに対する知識が豊富な医療関係者の言葉は説得力を持ちます。

 だとすれば、医療関係者は優先的にワクチン接種を受けるのでしょうか。

 東京新聞に、医療関係者向けの情報サイト「ケアネット」で会員医師1000人に新型コロナのワクチン接種に関するアンケートを実施、その結果を12月6日に掲載しました。

 それによると、ワクチン接種が可能となった場合、

 ・接種したい・・・・・61.2%

 ・接種したくない・・・38.8%

 となっています。

 医師のうち約4割が、超短縮開発で十分な安全性の確認が出来ていない、ましてや今までのように病原体から製造し体内で抗体を生じさせるワクチンと違い、新型コロナウィルスワクチンは今までには行われたかった人為的に遺伝子操作を行って作り上げたワクチンに抵抗を感じています。

 東京五輪で陸上1万m代表の新谷仁美選手は、ワクチン接種について「正直打ちたくないと思っている。体調管理を大事にしている。今の対策をしっかりして望みたい。」と会見で発言しています。

 政府は国民に、ワクチンの安全性について何も発していないばかりか、コロナウィルス感染症対策分科会も政府の顔色を伺って発言しており、信頼を置けるには至っていないように感じます。

 果たして、医療関係者そして国民は、政府の思惑通りに積極的にワクチン接種を行うのでしょうか。


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