一声4兆円(ブログ3034)
- 2022年10月29日
政府の経済対策が決まりました。
その額は約29兆1,000億円という非常に大きなものになりましたが、当初、岸田氏に鈴木財務相から話があったのは約25兆円、この額を自民党の政調会長である萩生田氏に伝えていなかったことから反発、約4兆円を積み増して矛を収めてくれたという、実に子供じみた結末だったようです。
積みました約4兆円には具体的な項目は無く、ただただ30兆円規模にしなければならないという、「規模感」だけでの決着という、赤字国債使い放題という安倍氏のDNAを引き継いだ萩生田氏らしいやり方で、久しぶりに存在感を示すことができて大満足なんでしょう。
結果、予備費が約4兆7,000億円となりました。
この予備費とは、国会を通さずに内閣が勝手に使用できるもので、来年の統一地方選挙をにらんだ「ばらまき」の原資にするつもりなのかも。
赤字国債は年度末に1,029兆円まで拡大する事になりますが、国債が増えれば利率を上げることは出来ず、円安はさらに加速、そして経済悪化という負のスパイラルをさらに深くすることになります。
せいぜい1~2年の短命内閣だから、その後は「野となれ山となれ」の無責任スタイル。 自分で責任を取らずに、後の人(国民)につけを回すだけ。
何も中身の無い岸田内閣らしい一コマです。