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万博も電通(ブログ3210)

  • 2023年05月07日

 しばらく死んだふりをしていた「電通」ですが、2年後に迫った「大阪・関西万博」で、また大きく息を吹き返す事になるのでしょうか。

 既に大阪・関西万博を主催する博覧会協会は、電通や大手商社の伊藤忠商事と契約を結び、ロゴマークや公式キャラクターの「ミャクミャク」をPRに活かし始めています。

 札幌冬季五輪に暗雲がたれ込み始め、30年も34年開催も危うくなり、電通としては次の国策的大イベントの「万博」にターゲットを絞り、またしても甘い汁を吸い取ろうとしているかのようです。

 電通の五十嵐社長は定時株主総会で「企業風土の刷新を含む再発防止策を徹底する。」とか「コンプライアンス(法令遵守)の徹底で信頼の回復に努める。」と話していますが、国民は、そんなことを信用するわけがありません。

 企業風土の刷新と言いますが、長い年月の間に繰り返しながら作り上げられたのが「風土」です。五十嵐社長が刷新というならば、企業体質のどこの問題があったのか、また、その改善策を具体的に明らかにすべきでは無いでしょうか。

 さらに、コンプライアンスの徹底は電通が事件を起こす度に語られたことですが、電通という企業は、法令遵守をしていたら政府やマスコミさえも動かしているその地位は保てなくなるという倫理が優先する企業ではなかったのでは。

 今後、万博が終了するまで、OBも含めた電通に関する事案が起きない事、透明性のある運営が行われる事が、信頼を回復する第1歩になるはずですが、果たしてどうでしょう。


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