万博前売り券ノルマ(ブログ3297)
- 2023年08月02日
大阪・関西万博はその入場者数を約2820万人と見込み、日本国際博覧会協会がそのうち前売り券を700万枚を関西の企業に、さらに約300万枚を関西経済連合会(関経連)にお願いするようです。
関経連は主要企業17社に1社あたり15万枚から20万枚の購入を呼びかけ、会長を務める住友電気工業(住電)の松本正義会長は約25万枚を購入すると道新が報道しています。
住電は世界40各国に28万人の社員を擁する大企業ですが、25万枚の入場券は国内で消化しなければならないでしょう。
そうなれば、社員だけに購入を強いるだけでは捌けず、当然のことのように下請会社にも入場券の押しつけが行われるでしょう。
入場券は1枚大人6000円、住電だけで15億円の負担です。
当然、下請け会社もノルマが課せられ、会社規模によってかなりの枚数が押しつけられます。その負担は下請け会社、孫請け会社、ひ孫請け会社まで広がります。
住電だけでは無く、いろいろな企業とお付き合いのある会社には、あちこちから入場券が持ち込まれます。当然、そこに働く労働者にも押し売りが始まるでしょう。
大阪知事や大阪市長、維新の威信がかかっている世界的なイベント。
果たして、誰がこのイベントで幸せになるのでしょうか。