不協和音の払拭を
- 2017年07月28日
民進党の蓮舫代表が辞任しました。
昨年の党首選挙では私も党員として1票を投じましたし、彼女の手腕に期待をしていました。
しかし、代表就任後に自身の右腕となり、党内をまとめる役目を担う幹事長に野田氏を起用したことで、残念ながら私の期待は大分薄れてしまいました。
それは、野田氏こそが党首討論で安倍晋三の口車に乗せられ、新年度予算成立を目の前にしながら衆議院解散をしてしまった張本人であり、民主党の凋落を招いたA級戦犯その人だからです。
当時の民主党党員の多くは、この野田氏の暴挙に唖然としてしまいました。
その人が幹事長として再登場することになったことから、蓮舫代表が民主党を何処に向かわせようとしているのかが判らなくなりました。
それでも、何とか代表として党内を一つにまとめ上げ、自民党に対峙出来る政策を作り上げて欲しいという淡い期待を持ちつつ彼女を応援していました。
彼女の下、維新の会を離党した多くの議員も合流し「民進党」と名前を変えて再出発することになりましたが、原発政策や憲法改正、野党共闘など、党内の不協和音は依然として解消することなく、都議会議員選挙を契機に離党や役職辞任などが露骨に表面化、自民党にも足下を見透かされる始末です。
全ては、政権からの下野以来、内部にくすぶっていた不満分子が作用したものだと思います。
このようなことでは、新しい代表が決まっても何も変わりません。
変わるためには、代表に立候補しようとする方が、お互いに党の基本方針をきっちりと打ち出して国民に訴え、党員の1票に判断を委ね、新たな代表が決まったならばその代表の下で、自民党と対峙する党運営に国会議員一人一人が覚悟を持って参加していただきたいと思います。
これ以上、みっともない姿は見たくありません。