不可解な馳知事(ブログ3492)
- 2024年02月24日
北海道議会も22日に開会し、週明けから本格的な代表質問が始まります。
同じ時期に各都府県もそれぞれ新年度予算に関わる議会が行なわれます。
そして、全国でも一番注目されるのは当然のことながら「石川県」の新年度予算。
震災復興のために、国費がどのくらいつぎ込まれるのかと併せて、被災県としてなにを重点とした予算案になるのか県民はもとより、全国が注目していました。
その結果、新年度当初予算は(補正予算は政府の支援が決まり次第)、初めて1兆円を超えた金額となっています。
しかし、この新年度当初予算に思わぬ項目と金額が計上されていました。
「大阪万博関連予算:1000万円」。皆さんも「えっ」と思われるでしょう。
国内では、万博につぎ込まれる人材や機材を石川県に振り分け、一日も早い復興に資すべきという声が日増しに大きくなっています。
中には、万博どころでは無いとばかり、万博の延期や中止まで口にされるまでになっているのも関わらず、ナゼ能登半島地震復興の責任者である「馳浩知事」が、大事な予算の中からお祭りごとの万博に配慮しなければならないのか、私も含めて理解に苦しむ方も多いだろうと思います。
記者会見で馳知事は、「私は万博はやるべきと、終始一貫して思っている。」、「維新の会の馬場代表、松井さん、吉村知事、また橋本さんとは『古い友人』でもございます。」と話しています。
また、担当者は、「これは、万博を見据えた国際交流プログラムの費用で、2001年度から友好交流協定を結んでいる韓国の都市と交流を行うため石川県の文化団体を派遣するもの。」と話していますが、甚大な自然災害を被り、国内だけでは無く世界中から見舞いや献金が寄せられたことを考えれば、友好交流のあった韓国も理解してくれるはずです。
被災に遭った方々の中には、未だに避難先にも行けず、壊れかけた自宅や農業ハウス、自家用車で暮らしている方々もおります。県民の憤りはいかばかりでしょう。
当然、全国から石川県に浄財を送付していただいた方々も、万博のために寄付したのでは無いと無念の気持ちだと思います。立憲民主党の蓮舫氏は、「そんなに出したければポケットマネーで」と話したそうですが、まったくそのとおりです。
因みに馳知事は、地震が起きた1月1日は東京の自宅におり、石川県民からは「地震を知らない知事」と言われています。そしてその馳知事が被災地を訪れたのは被災から2週間後の1月14日です。