不安な年始め
- 2017年01月21日
通常国会が始まり、安倍晋三の所信表明演説が行われました。
相変わらず綺麗な言葉を並べ、自らの政策を自画自賛、成果のない外交も道筋を付けたと言い繕い、一向に改善されない経済はアホの一つ覚えのように破綻したアベノミクスをふかすと言い、財政再建はオレのせいではないと逃げ、野党を徹底的にこき下ろす。
肝心の「共謀罪」は触れもしないで、憲法改正には固執、この国をどのようにしていくのか、トランプ新大統領の下での世界秩序や金融・貿易スタンス、国民生活と税のあり方や社会保障関連については、ほとんど関心がないかのような演説を皆さんはどのようにお聞きになったでしょうか。
時あたかも、トランプ大統領が就任し、世界的な不安が増長しています。
国際的には自分の国を一番に考える自国ファーストと保護主義の台頭、国際経済の不安定、国内では共謀罪が、そして韓国との慰安婦問題に関わる「2015年合意」の取り扱い、天皇退位のあり方、インドへの原発輸出に関わる原子力協定、今年はトランプと安倍晋三、この二人によって世界と日本が翻弄される1年になるのでしょうか、年の初めにこんなに不安を感じるのは今までにないことです。
今年は衆議院任期の3年目を迎えます。
これまで、安倍晋三内閣になってから2年ごとに衆議院選挙が行われました。
当然、今年は衆議院選挙が行われることになるでしょう。
とにかく、今の1強体制を打破しないかぎり私たちの生活は改善されません。
まずは、自民党の議席を一つでも少なくすること、与野党が拮抗する状態を作り、政治に緊迫感を取り返すことに全力を尽くさねばなりません。