不遜な環境省官僚(ブログ3568)
- 2024年05月09日
テレビの画面には、バツの悪そうな大臣の顔が映っていました。
環境省が開催した水俣病患者・団体との懇談会での伊藤信太郎環境相です。
懇談会は環境省の呼びかけで、行われたことから、案内状には「参加をお願いします。」と書かれていたことだろうと思いますが、呼びかけた環境省が、参加者に発言時間を押しつけて3分が過ぎるとマイクを切ってしまうとは言語道断です。
参加者から抗議の声が上がりましたが、環境省の職員は顔色一つ変えずにその声を無視。そばに居た伊藤環境相は職員に注意を促すでも無く、「マイクの音が無くても私には聞こえていましたし、メモも取っていました。」と開き直りました。
マイクは単に音を増幅させるだけでは無く、録音の意味もあります。全ての音を拾っているその録音は、後日、文字起こしが行われて記録となりますが、そのことにも支障を来します。また、メモを取っていたとのことですが、画像ではペンを動かしている動作は見られませんでした。
何の言い訳をしても傲慢な環境省の職員の態度は払拭出来ません。これが、国民の生活環境全般に関わる行政を司っている省庁の官僚の姿です。
いつからこんな不遜な態度を平然と行うようになったのか、国民をないがしろにしてきた政治のそばにピタッと寄り添ってきた時間が長くなり、自分が国民の為に働いているという公務員の根幹を忘れ去ってしまったかのようです。
そして、何も問題意識が無い伊藤環境相は官僚の手の中のようでした。