両議会での参考人招致
- 2017年07月06日
都議選の惨敗の結果を受け、腰の重かった竹下亘・国対委員長が民進党の山井和則・国対委員長と協議を行い、「加計学園問題」に関わる閉会中審査を行うことになりました。
衆議院内閣委員会と文科委員会との連合審査となり、ここにこの問題のキーマンである前川喜平・前文科省事務次官を参考人招致することになったことから、新たな真実も浮かび上がる可能性に期待したいと思います。
何より、行政が歪められた経緯や文章の真実性、萩生田副官房長官、和泉首相補佐官の役回り、政権と密接な関係にあったメディアによる人権問題、国家戦略特区諮問会議の議論経過(竹中平蔵の存在)など、数え上げれば次から次と解明しなければ納得がいかない疑問が湧いてきます。
そして、是非、テレビでの委員会中継を行うよう配慮していただきたいと思います。この問題は、国民の最大関心事であり、NHKは有料国営放送として中継すべきですし、放送内容に政府への忖度が疑われているNHKとして、これを機会にメディアの矜持を示すべきではないでしょうか。
一方、大阪府議会では10日に開かれる府議会本会議に森友学園・籠池前理事長を参考人招致することが決まり、闇に葬られそうになっている「森友学園問題」も国有地の大幅値下げの経緯、財務相近畿財務局や航空局との交渉経過などについて、籠池氏から具体的な行政の関与について新事実が話される可能性にも期待したいと思います。
補助金問題で検察に起訴されているからと答弁を逃げずに、真実を真実のまま国民に訴えて貰いたいと思います。
国会と大阪府議会でそれぞれ安倍晋三とそのお友達の悪事が白日の下に曝され、「有ったことを無かったことにはできない」という言葉のように、真実を告発した方々が悪者にされる三流の国ではないと言うことを内外に明らかにする場にしたいものだと思います。