中居氏の罪は(ブログ3877)
- 2025年04月02日
フジテレビの第三者委員会が報告書を公表しました。
この問題は、フジテレビ社員が元タレントの中居正広氏の要請に従って、入社数年の女性アナウンサーを中居氏自宅の「バーベキューパーティー」に誘い、その後、一緒に参加した数人が帰宅、中居氏とその女性アナウンサーの二人だけの場面を整え、中居氏が、女性に対し性的な行為(わいせつ行為を含む)に及んだということが発覚したもので、この事案に対するその後のフジテレビ幹部の対応などは、被害女性の救済に動くこと無く、むしろ加害者である中居氏の存在を重視して、その後もレギュラー番組を続けたという無神経な対応が大きな問題となりました。
被害女性の心の痛みはどれほどのものか、フジテレビを退社、現在もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、社会復帰も出来ない状況に置かれています。
第三者委員会は、このようなフジテレビのコーポレートガバナンスの無さを厳しく指摘、この問題のに対する一連の対応は「経営判断の体を為していない」と切って捨てました。
この問題は、プロダクションやタレントを自社につなぐためには「性的生け贄」をいとわないというフジテレビの悪しき文化が連綿と続いていたということの証左です。
形は違えど「ジャニー喜多川氏」が行ってきた行為と通底する事件であり、芸能プロダクションや放送局の時代錯誤の感覚は、一掃しなければなりません。
しかし、テレビや報道はフジテレビの経営者や被害女性にばかり目を向けていますが、加害者である「中居正広氏」が招いたこの事件に対する対応については何の情報もありません。ナゼなのでしょう。
第三者委員会の報告では、中居氏は、「食事会をするので店を探しておくから参加者を探しておくように」とフジ社員に伝え、その後、「店が見つからなかったので自宅でバーベキューパーティーをやることにした、ついては、男ばかりではつまらないので」とフジ社員に女性を連れてくることを暗に伝え、社員は、女性を数名連れて行った事も明らかになっています。つまり、中居氏は、当初から女性目当てでパーティーを企画、パーティーの途中で被害者だけを残すように人払いをして、その後わいせつな行為を行った様です。
この事件の全ては、中居氏が女性を所望したことが主原因です。
刑法第176条(不同意わいせつ)には、「次に掲げる行為または事由その他これらに類する行為または事由により、同意しない意思を形成し、表明しもしくは全うすることが困難な状態にさせまたはその状態にある事に乗じて、わいせつな行為をした者は、婚姻の有無にかかわらず、六月以上十年以下の拘禁刑に処する」とあり、次に掲げる行為を八つに類型し、その中の第八に「経済的または社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること、またはそれを憂慮していること」と規定しています。
被害女性がフジテレビの社員である事、目の前の行為を行おうとしている加害者は、国内で有名なタレントであり、フジテレビ内でも特別な地位にあるなど、社会的な関係を憂慮せざるを得ないことに乗じてわいせつな行為を行ったのです。
そして不同意性交等(わいせつ行為を含む)の時効は、事の性格上すぐに表面化が難しいことを考慮し、公訴時効が15年となっています。