背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

中村医師、死す

  • 2019年12月05日

 ペシャワールの会代表の中村哲医師が、アフガニスタンで銃撃に遭い、死亡したという報を聞いた時に、「まさか」と絶句してしまいました。

 私は、中村氏の崇高な志とその実践に共鳴し、古くから同じような活動をしている「国境なき医師団日本」に対してわずかながらの支援を続けて参りました。

 世界中では多くの方々や子供たちが、その日の糧を得ることも出来ず、栄養失調になってしまったり、感染症で治療も出来ないまま命を落とすということが今、この瞬間も起きており、それらに対して私が出来ることとして国連のユニセフの活動にも定期的に支援をしています。

 国境なき医師団やユニセフの活動に関わる方々は、率先して流行地域に入り、終わりの見えない医療活動や子供の保護を行っています。

 そして、中村医師はその先駆者として多大な活動をされてきました。

 最近では、貧困からの脱却を目指し、現地の方々を説得しながら不毛の大地に水を引く土木工事を自ら陣頭指揮をして敢行し、そこから小麦が収穫され多くの飢えを防ぎました。

 いつまでも元気で活動されるだろうと思っていましたが、本当に残念です。

 大きな指導者を失ったことで、私たちの打撃は大きいのですが、残されたペシャワールの会の方々も、中村医師の意思を受け継いで、全ての人類の貧困と感染症の撲滅、女子教育の推進を含む差別の撤廃に、多くの成果を上げるよう活動を継続していただくように願います。

 中村医師に心から感謝しながら。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.