中東の火種(ブログ3550)
- 2024年04月21日
イランとイスラエルが新たな火種となりそうです。
イスラエルが、シリアにあるイラン大使館を攻撃したことで、イランがイスラエルに報復、それに対してイスラエルも・・・。負の連鎖が始まりました。
これまでも中東では、多くの紛争が絶えることがありませんでしたが、今回もイスラエルによるガザ攻撃がその根底にあるとされており、国際社会はその総力を挙げてガザ停戦の実現に努力しなければなりません。
しかし、そのキーパーソンでもある米国の態度が曖昧なままで、同盟国のイスラエルが行っているガザ攻撃を非難しつつ、イスラエルに武器を提供しているという矛盾した政策を行っています。
一方、湾岸諸国は、本格的な戦争に突入することを避けるために動き始めました。
イランとイスラエルが直接的な戦争に踏み込めば、両国間に領空を持ち、米国の基地を抱える湾岸地域とすれば、イスラエルを同盟国とする米国が戦争に加担することも想定され、その事によって戦禍に巻き込まれること可能性が高くなってくるからです。
湾岸地域の外交により、イランとイスラエルの小競り合いが、本格的な戦争に拡大しないうちに収束への道筋をつけることを期待します。
仮に米国が参戦するということになれば、訪米時に岸田氏がバイデン氏と約束した、「日本は米国の世界戦略と供に有る」という決意を問われることになるかも知れません。