予算特別委員会(予特)です
- 2017年03月21日
ブログ、しばらくぶりでした。
今日から予算特別委員会が始まることから、質問の準備に時間を費やしてしまい、ブログがおざなりになってしまった事にお詫びを申し上げます。
日中は本会議に身体を取られてしまうことから質問作りは帰宅後となり、質問通告後の趣旨説明は昼休みしか時間が無く、タイトな中でのスケジュールとなりました。
申し訳ありませんでした。
今回は、保健福祉部へ「受動喫煙対策」と「ガン予防」について、そして、総合政策部には「JR北海道問題」、総務部には「泊原発」、「長時間労働」について質問しました。
今日は保健福祉部への審査であることから、「受動喫煙対策」と「ガン予防」について質問。
受動喫煙は、国の健康増進法が改正され、法律に「受動喫煙防止」が盛り込まれることになること、それに伴い道議会で「(仮称)受動喫煙防止条例」の検討が始まっていることから道の見解を質しました。
喫煙される方は「たばこ税を払っている」というのが決まり文句ですが、たばこ税は1,000本あたり12,244円、1箱約245円 です。
一方、WTO(世界保健機構)の調査によると受動喫煙で年間60万人、日本では1万5,000人が受動喫煙によるガン、脳血管障害、心疾患などでの死亡すると言われており、これらの方々、さらに現在治療中の方々の医療に要する健康保険料は、たばこ税で相殺出来るものではないと思います。
1万5,000人を比率で換算しますと、北海道では約710人となります。
国は与党の中で喫煙派と非喫煙派が鞘当てを行っていますが、実態から考えると一日も早く、何らかの対策を講じなければならないと思います。
道の見解も、早く受動喫煙防止の法改正が成立して欲しいというものでした。
ガン対策は、とりわけガン患者が治療と仕事を両立できるように、雇用先の経営者や周囲の理解が必要であり、経済界がこのことに取り組む姿勢が問われています。
現状は、ガン患者の約3割が退職し、その中の3割が会社から雇用打ち切りを宣言されているのが現実です。
ガン患者は、平日の治療の時間確保や仕事の軽減などが必要ですし、治療費も嵩むことから雇用の継続は死活問題となります。
経営者への啓発や優良企業の実践情報や指導に道取り組みの必要性を道に質し、道経連や道商工連盟などへのアプローチを強化するとの答弁を得ました。