二枚舌の米・欧州(ブログ3659)
- 2024年08月13日
10日、イスラエル軍がパレスチナの自治区ガザの学校を爆撃、ロイター電では100人以上が死亡したと伝えました。
産経新聞によると、<イスラエルの爆撃に対し、米国のハリス副大統領は「またも、あまりにも多くの民間人が殺害された。」と述べ、イスラエルとハマスの停戦の必要性を訴え、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は現場の様子を見て「恐ろしくなった」とX(旧ツィッター)に投稿した。>と報道されています。
私にはとっても分かりづらい「Wスタンダード」です。
長崎市はイスラエルに対し招待状の送付を見送りました。その事に対し、米国も欧州連合そしてフランス、イギリスなどG7各国も長崎の平和記念式典に大使を出席させませんでした。
その時の理由は、「イスラエルはロシアと違う。イスラエルは自衛のための行動だ。」というのです。多数の民間人を意に介せずに攻撃するイスラエルのジェノサイト、核使用をまで示唆し、民族の根絶やしを狙っているネタニヤフ氏に対して側面支援をしているEUや米国を、平和を願う世界中の人々はとても憂いています。
言葉でイスラエルの行動を批判し、一方でイスラエルの方に顔を向けている。イスラエルとパレスチナの戦いを停戦に持って行けるのは、日本なんかではまったく無く、まさしくこれらの国のはずですが、私は彼らの2枚舌を信じる事がなかなかできません。