人は愚かな動物(ブログ3662)
- 2024年08月16日
1931年の満州事変から日本は中国、東南アジア、太平洋地域へと侵略を拡大、34年には英・米が中国に支援、37年には本格的な日中戦争に突入しました。
米国は、日本に対する鉄くずや燃油などの輸出を禁止、戦艦や戦闘機、戦車などの燃料の確保が難しくなることから、座して待たずという開戦への積極論が大勢を占め、41年12月8日の真珠湾攻撃となり日米開戦に至りました。
戦争が終結する45年まで、国内で民間人を含む310万人が犠牲となり、「大東亜共栄圏」などという欺瞞のためにアジア・太平洋諸国では2000万人以上が命を失いました。さらに、世界を見ればヨーロッパ戦線で日本の同盟国であったドイツ・イタリアと連合軍の激戦が繰り広げられ、この第2次世界大戦で8000万人から8300万人が「平和のため」とか「自国の防衛」という言葉によって犠牲になったのです。
これだけの犠牲を払って終結した戦争でしたが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の例え通り、現在、世界では2つの大きな戦争が勃発しそして継続をしています。
先日、2023年の終末時計は午前0時(終末)まで残り90秒だと掲載させていただきましたが、24年ではもっと短くなっているだろうと思います。
果たして、人類は争いの無い世界を求めているのか、それとも争いを糧とするのか。