人口減と定数(ブログ3475)
- 2024年02月07日
函館市の人口が24万人を割りこんでしまいました。
これは、今年の函館市の十大ニュースにもなるであろう、とてもインパクトのある数字だと思います。
ここ毎年、3000人ほどの人口が毎年減少しており、つい最近では4000人もの減少が現実のものとなっています。
1月末で23万9813人となり、このまま仮に年間4000人ずつ減少すれば、2027年には22万8000人台になり、30年には21万人となります。
人口が減少すれば生産年齢も減少、経済生産額が落ち込み街の活気が薄れます。
当然、地方交付税も減少し、税収も落ち込みますし、いっぽうでは高齢者は増え続けていきます。
特効薬はありませんが、他の自治体には無い魅力のある街作りを進める以外に解決策はないようです。街作りは競争となり、生き残りのためにシビアーな取り組みも許容しなければならないかも知れません。
さて、今、北海道議会議員は定数100名で、基礎数は5万人。仮にこれを元にすれば、人口がこの半分の2万5000人を切ると、例えば函館市の人口が22万5000人未満になれば、今の定数5名が定数4名となります。
振興局ごとの郡部の選挙区が2万5000人未満となると、その次の選挙は猶予を与え、さらにその次から至近の選挙区と合区となり定数が1名となります。
つまり、このままのような人口減が続けば、函館市は定数1名減、その後、檜山選挙区は渡島選挙区と合区となり得ます。
この定数のあり方は様々には議論があることだと思いますが、どうなるにしても早い内に協議を始めなければなりません。