今回も矛盾?
- 2021年03月26日
またも、ブレーキとアクセルを一緒に踏むことになります。
北海道はこれまで、全国より多い第4波の波の中にありました。
しかし、2月の後半から3月に入ってからは感染者も減少し、国の緊急事態宣言対象地域11都府県とも一線を画しており、ススキノを中心とした休業や時短要請も緩和しましたが、それと同時に札幌市全域に自粛要請の協力を拡大するという、非常に分かりづらい進め方をしています。
札幌市は、現在、1週間の人口10万人当たりの新規感染者が15.7人となり、これは道独自の警戒ステージ「Ⅳ」に相当します。
この状況を踏まえて、知事は今日、新たに札幌市と他地域との不要不急の往来自粛を要請することを決めましたが、その一方で、4月1日からこれまでの「どうみん割り」に替わる「新しい旅のスタイル」を開始することも決めました。
個人か同居家族に限定し、食事は家族毎のテーブルか部屋食で黙食、風呂は黙浴することを誓約するというもので、全道を6つの圏域に分け、その圏域内でのミニマムツアーに限定し、札幌市内は当面その対象から外すというものです。
函館市の場合は、道南に限定という事になりますが、旅は非日常の時間を楽しむことと家族との絆を深めるという目的がありますから、風呂に入っても、食事の時も「黙、黙、黙」では楽しい時間とは言えないと思います。
北海道にも変異株の感染が増加する傾向にあります。
そんな中にあって、知事はまたも不要不急の移動の自粛要請と新しい旅のスタイルというブレーキとアクセルを同時に行おうとしています。