今年こそは
- 2008年01月08日
新しい年を迎え、「今年こそは」という願いを毎年のように思うのですが、ここ10年ほどその願いが叶えられたという実感を持ちません。
失われた10年、その後の新保守思想による市場万能主義で勝ち組・負け組が顕著になり、骨太の方針・三位一体の改革で地方が疲弊して格差という言葉が当たり前のようになりました。
歳のせいか昔を懐かしむことが多くなり、そういえば一億総中流なんていう時代があって、多くの世帯は特別金持ちでもなく貧しくもなく、普通の暮らしの中に暖かい家庭があり、子供たちが育ち、心も荒廃せずに大人になりました。
そのことを今望むことは無い物ねだりなのでしょうか。
試みた結果、誤りであった政策を素直に認めず、速やかに方向転換することが出来ない硬直した政治、柔軟性を持たない政治は国民にとって不幸なことだと思います。
改めて、「今年こそは」数十年続いた政治が変わり、普通の暮らしができる兆しを肌で感じる年にしたいと思います。