背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

今年の冬は耐寒生活

  • 2014年10月18日

 北電から送付されてきた「電気料金の値上げ認可の概要について」という資料を見ると、規制部門にあたる一般家庭は、値上げ幅を圧縮し平均15.33%に、自由化部門に当たる企業関連は平均20.32%と、資源エネルギー庁への申請時と比較すると若干の値上げ幅の圧縮になったとはいえ、昨年の値上げと今回の値上げは、生活や企業活動を圧迫することに変わりは有りません。

 一方、新聞報道などにはなかなか掲載されませんが、北海道には約20万世帯という「オール電化住宅」が有ります。

 このオール電化住宅は、「火」を一切使用せず、暖房、給湯、調理全て電気でまかなう住宅で、暖房、給湯は格安の深夜電力を使用することから、電気代は格安で、出火による危険性が無く、北海道という寒冷地や高齢化に向かう今後のエネルギーとして最良のものと電気事業者が営業を行い、そのことを信じて契約したものですが、今回の値上げで、平均年間約8万5千円以上の値上げで、値上げ幅は25.71%となっています。

 これは、オール電化住宅の値上げ分が、一般家庭のほぼ1年分の電気代ということになり、具体的には、軽減措置が11月から来年の3月までの5ヶ月間ですので、その後はさらに差が開くことになることから、到底、納得がいく内容ではありません。

 我が家も北電の口車に乗せられた「哀れな消費者」ですが、北海道の世帯数約272万世帯の約7.4%がこのような理不尽な扱いを受けていることに北電は責任を感じ、せめて一般家庭並みの値上げ負担とするように努力をしないとすれば、今後の北電の言うことは全て信用が出来るものではないと20万の世帯は怒りを抱いています。

 北電のおかげで、我が家の今年の冬は蓄熱暖房機のスイッチを入れず、着ぶくれで過ごすことになりますが、それでも泊原発の再稼働には反対です。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.