企業・団体献金(ブログ3763)
- 2024年12月03日
国会では、衆参の代表質問が終了しましたが、石破氏の政治改革への意気込みは何処へやら、企業・団体献金については「自民党としては不適切だと思っていない。」、「避けねばならないのは、献金で政策がゆがめられることだ。これは個人献金も企業献金も違いは無い。」との認識を示しました。
しかし、果たしてそうなのでしょうか。企業や団体は政権与党の自民党にたいし、自らの企業活動や団体の利益が有利になる様な政策や制度を望んでいます。これは、資本主義の社会では当然のことと思います。
従って、多くの企業や団体は自民党に献金するだけでは無く、選挙にも票や動員を自民党候補者に捧げます。要は貸しを作っておくのです。そしていずれその貸しを返してもらい、持ちつ持たれつを長い間続けてきたのです。
甘い汁をみんなで吸い続けてきたことが「膿」となり、それを改善できなかった岸田氏は総裁を投げ出し、全てを石破氏に追いかぶせたのです。これが今回の衆議院選挙です。
その自民党の体質に異論を投げかけていた石破氏ですが、何と岸田氏と同じような発言をしています。はて、あなたは何のためにその椅子に座っているのですか。国民はあなたに何を望んでいるのですか。
「歌を忘れたカナリア」という歌があります。カナリアは実際に歌を忘れてしまうのです。春になると雄のカナリアの脳の「歌う中枢」は、約2倍大きくなります。雌を自分のところに引きつけるために歌い、そして見事に夫婦関係が成立すると、この歌の中枢は半分(つまり元に戻る)になり、歌を忘れてしまうのです。
総理総裁になった途端に、歌を忘れてしまったのでしょうか石破さん。