何をやっているのか
- 2017年09月16日
国は北朝鮮のミサイルにばかり目が向いていますが、安倍晋三はちゃっかりインドを訪問し、原発輸出について具体的な詰めを行い、そのお土産に新幹線の輸出に関わる1600億円もの円を供与。
福島原発の事故原因が明らかではないにも関わらず、そして同じく地震国であるインドにであり、併せて、輸出した原発に事故があったら輸出側の企業責任となることも約束。
原発が稼働すれば、プルトニウムが合成され、核兵器の原料となりますし、インドは核拡散防止条約を批准していない核保有国です。
インドが核開発を行ったことで、隣国のパキスタンも対抗して核開発に突き進み、核保有国となりました。
この両国の核保有に対し、先進諸国が経済制裁を課しましたが、米国のブッシュ大統領が「テロとの戦い」を理由に核保有を容認し、その結果、パキスタンが闇ルートを利用して北朝鮮に核の製造の資機材を密輸出し、今に至る北朝鮮の核保有に道を開くことになってしまいました。
ひもとけば、北朝鮮が核開発に至った根本的原因は、米国がパキスタンの核保有を容認したことから始まっています。
北朝鮮の核開発に頭を痛めている米国と日本、片やその根本的原因を作り、片や核の原材料となるプルトニウムが生産可能な原発をパキスタンと対峙しているインドに輸出している。
米国と日本は、いつも自分たちの都合で動き、そのしっぺ返しが自らに降り注ぐ愚行ばかり重ねているような気がします。
一体何をやっているのか。