何処に出しても(ブログ3341)
- 2023年09月22日
厚顔無恥とはこのことか。
岸田氏が国連総会で演説したことが報道されました。
岸田氏は「核軍縮は被爆地・広島出身の私のライフワークだ。核兵器の無い世界に向け、核拡散防止条約(NPT)体制を維持・強化し、現実的・実践的な取り組みを強化する。」と発言したようです。
その決意が本物であれば、日本は「核兵器禁止条約」を批准するはずであり、米国の核の傘からも脱却し、核による抑止などあり得ないことを、世界に向けて明確に主張するべきです。
もちろん、「核の製造・貯蔵・持ち込み」は行わないという非核三原則の遵守も改めて高らかに宣言し、核の原料となる原発の稼働と再処理を凍結、今ある使用済み核燃料は、それぞれの原発敷地内に中間貯蔵施設を建設し、最終処分場の方向性が決まるまで、そこに仮貯蔵しておく。
核保有国と非保有国との架け橋となるためには、これらの事を実践して日本は核兵器とは無関係ということを内外に明らかにしなければ、まったく説得力はありません。
自分は、米国の核の傘に中に身を置いて、「核兵器の無い世界を求める」と言っても、各国は負け犬の遠吠えとしか聞こえないでしょう。
岸田氏は世界に向けても、平気で「嘘」をつくことを国連で明らかにしました。
「何処に出しても恥ずかしい」日本人です。