入金・引き出しに手数料
- 2018年08月22日
銀行ATMで入金や引き出しをすると手数料がかかるようになってきました。
自分の預金している口座から現金を引き出すのに、なぜ手数料が取られるのでしょうか。
日銀の異常な低金利政策によって、金融機関は利ざやで収入を得ることが出来なくなり、アチコチの地方銀行の半分以上が赤字に陥り、自力ではどうにもならず合併での生き残りに一縷の望みを掛けたり、高利の銀行ローンを経営の中心に置いたり、預金者に信託を進めてその手数料収入を当てにしたり、さらに、支店の統廃合や人員のリストラなどで何とかしのいでいるのを目の当たりにします。
これも全て日銀の金融政策の歪みが招いた結果ですが、その日銀の失態の結果、個人預金者にも影響が及び始めました。
既に、普通預金金利はまさしくゼロと言っても過言ではなく、定期預金にしてもアホらしくなる金利です。
銀行は、個人預金者のお金を預かっていても融資先が無く、利息を産まない現金が金庫に有るだけ。
「このままでは」と言うことでしょうか、口座を持つ預金者がATMでの入金、引き出しをする際に手数料を取るというところまで追い込まれてきたようです。
「この次には」と考えると、考えたくもありませんが、預金に対して預託料を徴収するということでしょうか。
全くの想像ですが、金融機関が預かり料を取るという聞いたこともない事にまで行き着くかも。
お客様の大事な財産を安全にお預かりしているのだから、その対価として預かり料をいただくことが、金融機関の主たる収入になるかもしれません。
今までは、金融機関に預金すると利息が付いていましたが、これからは預金額に応じて数%の預かり料を支払うという・・・考えたくもありませんが、日銀の中央銀行としての機能不全が、またしても国民にしわ寄せとして押しつけられるかも。