全ては理解から
- 2015年01月14日
フランスでは、ムハンマドに対する風刺画へのテロ活動に対する抗議で、全国300万人以上のデモが繰り広げられました。
その根幹にあるのは言論の自由です。
言論の自由は民主国家として大事なテーゼですが、どこまで許されるのか定かでは有りません。
ただ、そのことでテロを容認することにはなりませんが、言論の自由を根拠に、相手の尊厳や宗教を貶める批判がどこことまで許されることなのか、誰もその答えを持ち併せてはいません。
価値観は人それぞれ違って当たり前ですし、そのことを容認しなければ自由主義ではありません。しかし、そのことが相手にとっては許し難いことで有ることもあります。
基本的には、容認しきれない考えがあっても、それを訴えることを否定することなく、議論を重ねる事を重視すべきです。
テロではなく話し合い、相手が置かれている環境を理解することが大事ではないでしょうか。
世界は、自分の理解を超える事の方が多いと思います。私も、最愛の妻の事でさえも理解出来ないことが多いのですから、お互いの違いを認めることから、理解が始まるものと思います。
根本は相手を認め、平和な解決を導くこと。人間はそのことができる唯一の動物であると思います。