全口座の紐付けか(ブログ3108)
- 2023年01月15日
ついにその本性を表しました。
政府は、マイナンバーに登録する公金受取口座について、住民に通知した上で、拒否しなければ承諾したとみなして自動的に「紐付け」する法案を通常国会に提出すると発表しました。
これまでにコロナ関連の支給金などを振り込む口座について、マイナカードに申請するようにしていましたが、今度は年金や児童手当、各種還付金等の口座をマイナカードに紐付けするようにというのが政府の魂胆です。
現在の登録は任意となっていますので、マイナカードへの公金受取口座の登録は約3,400万件に留まっています。
さて、20年5月31日に毎日新聞が「公金受取口座だけでは無く全座の紐付けを政府が検討している」と報じていました。
この時は表向き、災害などの迅速な現金給付につなげるためマイナカードと預金口座の紐付けの検討を始めるとしましたが、その実、「新規口座だけでは無く、既存の口座も含めた全ての口座の紐付け義務化を目指す。実現すれば政府は国民の資産状況を正確に把握することが可能となり、徴税の強化を図る方針である。」としていました。
つまり、国民全ての預貯金を政府が把握し、所得だけでは無く、預貯金からも税金を賦課する事を目論んでいたのです。
さすがにこの時は、口座を持っていない人や子どもを義務化の対象にするかなど検討課題が多いとして見送られましたが、今回は緩やかにすれば理解を得られるであろうと通常国会への公金受取口座紐付け義務化法案を提出する判断をした様です。
いよいよ全ての口座の紐付けが始まったと見るべきではないでしょうか。
財布の中身を丸裸にされたくない方は、行政から通知が来たら即刻拒否すべきです。