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全国が米兵の標的(ブログ3637)

  • 2024年07月22日

 7月15日のブログで、米兵による沖縄県の性被害事件について、昨年12月から続いている5件におよぶ案件は全く当該県に知らされておらず、その事を掌握している警察庁や外務省も情報を隠蔽していることを掲載しました。

 そして、18日には沖縄県以外の国内米軍基地が立地する青森県、神奈川県、山口県、長崎県の各県でも、ここ数年にわたって米兵による性犯罪が行われていたにも関わらず、各県警が県にも通報せず、当然のことながら報道にも伏せられたままだったことが明らかになりました。

 それぞれ強制性交致傷、不同意わいせつ行為、強制わいせつ、などで、県警から書類送検されましたが、全て不起訴となっています。すなわち、米兵による性犯罪は全国でも例外なく起こっている可能性が有ると言うことです。

 現在、問題となった沖縄県、そして今回の4県以外に米軍基地及び自衛隊との常用共用基地等が所在するのは、北海道、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県、京都府、広島県、福岡県となっていますから、これらの都道府県でも性犯罪が起こっている可能性が有るという事になります。

 このような隠蔽は各県警が判断したのでは無く、当然のことながら警察庁が統一的に指示していたと想定する事が出来ます。

 つまりこれらの事は、政府が米軍との関係を重視して国民の安全には配慮しないということに繋がる行為であり、国家権力に対する国民の不信は、拭いがたくなると思います。

 近年になってこのような隠蔽が続くようになっていますが、今後も政府は開き直って「被害者のプライバシー」を錦の御旗とし、国民への情報提供は行わないのでは。

 日本人がおこなった性犯罪は、プライバシーに配慮しつつも公表されますが、やっぱり米軍と言うだけで治外法権であると言うことなのです。


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