公約の後出し(ブログ3175)
- 2023年03月23日
鈴木直道知事が、自身の2期目の公約を発表しました。
しかし、その発表は告示の二日前。
現職が、新人が発表した選挙公約の内容をじっくりと研究して、個別の公約をあたかも現職の公約だと思わせたり、上乗せをする事で衆目を引き寄せたりするという戦術を行使してきました。
これは、俗に言う「後出しじゃんけん」で、非常に卑怯な手法と言わざるを得ません。
髙橋はるみ前知事は、「何もしないから、何も失政が無い。」と言われるていましたが、鈴木知事も同じく「何もしないから、何も失政が無い知事」と道庁内では見られています。
本来2期目は、1期目の実績が評価されるものです。
1期目は期待感が票を伸ばしてくれたかも知れませんが、2期目はそうはいきません。
道民が鈴木知事は、この4年間、何をやってきたのか、そして何をやってこなかったのかを厳しく見ています。
そう見ると、皆さんは鈴木知事の1期目で何か印象に残るものがあるでしょうか。
JR赤字路線問題は先送り、人口減少問題は手も付けず、コロナウィルス感染症の対応は、国内で初めて北海道としての「緊急事態宣言」を発出して学校の一斉休校を実施しましたが、お母さん達から総スカンを浴び、その後は政府の対策を踏襲するのみ、しかし、カジノだけは手を下ろしませんでした。
改めて、鈴木氏の公約を見ると、ほぼ1期目の公約の焼き直し版としか私には映りません。この公約を見るかぎり、ご自身の実績に自信が無く、2期目を1期目としてやり直すと言うことになります。
鈴木氏のために、道政は無為な4年間を漫然と過ごしてきたことになります。
この4年間のタイムロスの罪は非常に重いものでは無いでしょうか。
改めて鈴木氏に問いたいと思います。 あなたは、なぜ、知事になったのでしょう。