利益誘導
- 2015年02月16日
観光関連予算が26億円計上される事になりました。
14年度補正予算と15年度当初予算を併せた額ということですが、いままで、約6億円が規定予算として計上され、議会でも予算が少なすすぎることを再三再四与野党を問わず指摘してきましたが、知事はいつも柳に風のように我れ関せず受け流しでした。
しかし、自らを応援してくれる北電出身近藤龍夫会長が観光振興機構の会長に就任してから、会長が観光関連予算が少ないと主張したら、知事は直ぐに3倍近くの予算を計上しました。
これまで議会が、観光振興を推し進めるための取り組みを一層強化するために、観光予算の増額要求を幾度となく要求してきたにも関わらず、ものの見事に無視してきた知事が、近藤会長の「鶴の一声」で4倍以上の予算配分になるとは驚きです。
知事は「やるべき分野と考えた」と答弁していますが、今年に入って急にやるべき分野になった訳ではない事は道民の皆さんの思っているとおりです。
今まで、観光に対しそれほど興味を示さなかった知事が、自らの選挙を意識して予算を4倍にしたのです。
観光は、北海道の基幹産業であることは道民全ての認識と思いますが、知事はこの12年間、そのようには思っていなかったようで、観光予算は毎年約6億円を超えることは有りませんでした。
高橋はるみ知事にとっては議会の指摘より、自身の後援会の重鎮の一言の方が大事だったようです。
現職だから出来る予算配分、高橋知事、見事です。