副知事3人の入れ替え
- 2019年05月07日
いよいよ、副知事人事のことが話題に上り始めました。
鈴木知事が、高橋はるみ知事を支えてきた現在の副知事3人の職を解き、自ら選んだ新しい副知事の下で道政を推進することを決断したようです。
副知事3人は知事選挙で鈴木新知事が就任した際、既に進退を預けていました。
特別職の副知事としては当然のことだとは思いますが、しかし、誰もが思うように一度に全員を入れ替えるというのは冒険過ぎるのでは無いかと思います。
新知事が道庁出身者というのであれば、これまでの行政経過等について一定程度の知識はもっているかも知れませんが、今まで、人口約8,000人の首長の経験だけをもって自らが道政を全て仕切ることは難しいと思います。
仮に知事が私であれば、新体制では1人、来年度に1人、再来年度に1人というように、道政の継続性を意識しながら、少しずつカラーを出していく方を選択します。
若い知事が、初めから道政を自分の色に染め上げていくには、道政はあまりにも巨大すぎるのではないでしょうか。
ましてや、中央省庁からの官僚を副知事に据えるようでは、端から菅義偉氏のご威光にすがっているかのようで、北海道が官邸の直轄地になるのでは無いかと危惧しますし、それがもしも、3人の副知事のうち複数がそのようであれば、鈴木知事に期待して投票した方々もしらけてしまうのでは思います。
期待と不安の入り交じった鈴木道政は、臨時会の同意人事でもある特別職・副知事の選任から波乱含みとなってきました。