加計学園の文書
- 2017年05月25日
加計学園に関わる文書が本物であることを、前文科省事務次官の前川氏が明らかにし、週刊文春の今週号に掲載されることになったようです。
事務次官と言えば、省内の事務のトップで政策にまで影響を及ぼす地位であることは周知の事実です。
その事務次官が、今回明らかになった文書が全て本物であること、大臣や自分への説明用として担当の高等教育局専門教育科が作成したことを証言しています。
前川氏は、今年1月に退官しましたが、これまで、文書を流した「謎の人物」ではないかと囁かれていました。
既に官邸では前川氏であることを確信していたのか、22日の読売新聞には前川氏のスキャンダルが大きく報じられていました。
「出会い系バーに2年前から足繁く通っていた」とか、「同席した女性と交渉し、連れだって店外に出たことがあった」とか、まさしく、下衆な週刊誌のような記事を販売部数1位を誇り、安倍晋三とべったりの読売新聞が、犯罪を犯したことも明らかではないにも関わらず報復とばかりに掲載しています。
時の権力者にケンカを売るということは、国のあらゆる権力を動員し完膚無きまでに人格を否定され、家族や関係者にまで被害を及ぼすことになると言う見せしめなのか。
あまりにも酷い報復ではないでしょうか。
以前も書きましたが、韓国のような権力に対する新聞報道や国民の大きな行動、米国のような独立した司法の調査が、この国には決定的に欠けています。