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加計学園獣医学部とウィルス

  • 2020年02月14日

 立憲民主党の阿部知子衆議院議員が質問したコロナウィルスの質疑で、加計学園の獣医学部のことが取り上げられました。

 そのことを、ある報道機関がネットに掲載していましたので、再掲します。

 <国家戦略特区の位置づけで開講が妥当とされていた加計学園の獣医学部ですが、その時の安倍晋三氏の説明は「鳥インフルエンザなどの人獣共通感染症が家畜などを通じて国際的に拡大していく中で、地域の水際対策の強化や新薬の開発などの具体的需要が高まっていることから」と、加計学園獣医学部はその趣旨に合致していると説明し、友人優遇などの様々な問題を内包しているにも関わらず、大学の設置を強行しました。

 そこで阿部知子議員は、「加計学園の獣医学部は“先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など新たなニーズに対応する獣医学部”などと国家戦略得区の諮問会議で位置づけられた。だとすれば、新型コロナウィルスへの対応は加計学園獣医学部が取り組む課題ではないか。今般の事案に対して今、加計学園はどのような活動をしているのか。」と質しましたが、萩生田文科相は、「今後の感染症、微生物学に関する講義の中で取り扱うことや、今後開催するシンポジウムにおいて情報発信、啓発を行う事を検討している。」と答えました。

 阿部知子議員は、「講座を開いていただいても、それは研究とは申しません。何もやっていないんだと思いました。」と切り返しました。

 萩生田文科相は、新型コロナウィルスについて、感染症を研究する9つの大学に対して、情報収集や調査研究を検討するよう指示したことを明らかにしましたが、9つの大学に加計学園の獣医学部は含まれていませんでした。>

 とあります。

 新型コロナウィルスは、中国におい食用とされていた竹ネズミやコウモリを媒介として人に感染しているウィルスで、いわゆる人獣間における感染症とされています。

 しかし、今回の政府の対応から判ることは、国家戦略特区の目玉だった加計学園の獣医学部は、政府自らが最先端ライフサイエンスに資す大学では無いことを宣言したようなものではないでしょうか。


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