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動かぬ証拠

  • 2018年04月15日

 次から次とほころびが表れている安倍晋三とその仲間達と連なる官僚達。

 森友学園問題は「安倍昭恵案件」、そして加計学園問題は「安倍晋三案件」です。

 夫婦揃って悪びれることなく行政を私物化しています。

 嘘に嘘を重ねることで、先送りや延命を考えているようですが、嘘をつくとその嘘を正当化するためにまた嘘をつく、それを繰り返していくと段々整合性がとれなくなり矛盾が露出、ついには抜き差しならぬ状況まで追い込まれていくのが、「嘘」の世界です。

 かわいい嘘、許せる嘘の類とは違い、国を巻き込む嘘は国を滅ぼすことにつながります。

 今回の「安倍昭恵案件」、「安倍晋三案件」はまさしく取り返しの付かない行政ぐるみの嘘となっています。

 さて、加計学園問題では中央省庁の中枢にいる官僚が主役となって登場しますが、ここに来て愛媛県・今治市の職員という脇役が主役達を脅かしています。

 この脇役達は、親分が安倍晋三では有りませんから、ここへの忖度は官僚達より数段薄まります。

 そして、この職員達は日常、知事や市長、そして県議会や市議会、県民や市民を相手に仕事をしていますから、そこへの対応が本来業務です。

 また、当然、長年の悲願が達成される過程、さらには土地代の免除や学園の建設費補助などは当該の議会の議決が必要になって来ますから、関係する委員会への報告や本会議での質疑への答弁を行います。

 つまりは、愛媛県議会や今治市議会で首相官邸を訪問したこと、そこで柳瀬唯夫首相秘書官(当時)や藤原豊内閣府地方創生推進室次長(当時)と面会し、備忘録に書かれている内容などを報告・答弁したはずです。

 そして、そのやり取りが議会で行われていれば議事録に残されています。

 道議会の場合、委員会での報告や質疑は要約し委員会記録として保存、本会議のやり取りはテープによる記録とテープ起こしをした文書が保存されています。

 なぜ、その記録を精査しないのだろうかと思っていたら、日刊ゲンダイに同じような記事が掲載されていました。

 抜粋ですが、

 「・・・例えば、昨年9月の今治市議会では、議員が<平成27年4月2日に今治市の職員が内閣府、首相官邸に行った件であります。(略)訪問した先で誰と面談し、どのような話し合いがあったのか>と質問すると、片山司企画財政部長は<平成27年度は国家戦略特区の指定を目指していたため、幅広く情報収集、ご相談をするべく、日頃の電話やメールでのやり取りに加えて、内閣府などを訪問しての打ち合わせなどを行っています>と普通に面会を認めている。・・・・さらに、愛媛県や今治市で取材中の記者が狙っているのはズバリ『柳瀬の名刺とスマホ写真』、何かと言えば、県や市職員にとって官邸で総理秘書官や内閣府幹部に会うのは一生に一度あるかないかの出来事。当然官邸で柳瀬と名刺交換しただろうし、復命書を作成する為の証拠としてスマホで写真も撮ったでしょう。
記者達はこれらを入手しようと賢明に地取り取材を続けているのです。・・・」と掲載しています。

 そうです。復命書という証拠も有りました。

 備忘録は公文書か?という方もおりますが、復命書は公文書です。

 国会には招致があれば中村愛媛県知事が自ら出席すると行っているようですが、ここは選挙の時に自民党から応援をもらう可能性がある政治家の知事ではなく、脇役となった担当職員にお出ましいただいた方が、忖度もなく本質に迫れるのではないかと思います。それも、復命書と名刺とスマホ写真を持参して。


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