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北朝鮮の愚行

  • 2013年04月11日

北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」、さらに「ノドン」、短距離ミサイル「スカッド」の発射準備に入ったことから、米国を中心に韓国、日本、また中国も懸念を示し、米韓中の三国はミサイルの迎撃態勢に入るなど、これまでに無い緊張した状況となっています。
金正恩第1書記は、これまでも地下核実験やミサイル発射を強行し、軍事色を強め、強いリーダーを演出してきており、今後も北朝鮮の動向に目が離せません。
朝鮮半島情勢が悪化の方向に向かうにつれ、在日の韓国・朝鮮人の方々の心痛は募るばかりではないかと思います。
東京・新大久保のコリアンタウンでは、日頃、人種排他的行動を行っている在特会(在日の特権を許さない市民の会)が、頻繁に異民族排斥デモを繰り返しており、デモのノボリやポラカードには、「除鮮」「死刑部隊」「祖国を蝕む害虫を撃つ」などの下劣な文字が並び、サングラスやマスクで顔を隠しながら、「日本から出て行け」「殺せ朝鮮人」「死ね」などと汚く罵る言葉をマイクで叫び大久保通りを行進しています。
コリアンタウンは焼肉店や韓国化粧品、韓流グッズの店が並び、観光客や買い物客で賑わっておりますが、不快な印象と一触即発への不安が交錯する異様な光景に、複雑な思いを抱く人たちも多いのではないかと思います。
一方、民族差別を許さない市民の方々が立ち上がり、ツイッターなどで呼びかけた結果、多くの市民も集まり、ハート型の風船を道行く人に配ったり「なかよくしようぜ」と書かれたプラカードを持ち、意思表示をするなど、民族差別デモに対抗しています。
しかし、北朝鮮情勢が厳しくなるにつれて、在日の方々に対する思いは良からぬ方向へ向かうのではないかと懸念されます。
「偉大な領主様」であれば、そのことにも心を砕き、愚行に走らないようにと願うばかりです。


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