北電の再値上げ
- 2014年08月02日
北電が電気料金の再値上げを行う事とし、経産省に申請をしたことが報じられました。
前回の値上げ時点で、泊原発1号炉から3号炉まで今年6月までに再稼働するという規制委員会のスケジュールからもあり得ない事を前提とした試算であり、それ自体、道民を小馬鹿にしたものでしたが、今回も、来年11月に3号炉が、16年1月には2号炉が、そして同じく3月に2号炉が再稼働するという前提の値上げで、まさしく、「早く泊原発を再稼働しなければ、電気代は大変な事になりますよ」というように道民ののどに匕首を突きつけるような河合社長の態度です。
身を切る経営努力をギリギリまで検討した様子は無く、開き直るかのような北電に対し、道民の怒りは更に大きくなろうとしています。
標準家庭で月約千円、オール電化では9,000円、何と昨年8月から見るとオール電化は月に1万3,000円の値上げとなります。
また、今回の値上げは低所得世帯を直撃しますし、11月ともくされる値上げは、冬に向かい暖房を電気に頼る方々にとって重要な問題となってくる時期と重なります。
一方北電は、再生可能エネルギーには消極的であり、3・11以降、膨大な賦存量を誇る北海道の電気事業者としていったい何をしてきたのか、不信感だけがつのります。
何があっても原発に依拠し、多様な電源への転換を怠ってきた北電に道民はもっと怒りをぶつけても良いのでは無いかと思います。