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北電の発電計画(ブログ3574)

  • 2024年05月15日

 北電の斉藤社長が、道新のインタビューに、今後の電力需要と安定供給についての考え方を語りました。

 政府の電力計画は、原発、火発、再エネが3本柱となっていますが、COP23でも求められているように、化石燃料を使用した発電は世界中から避難を浴び、不名誉な「化石大賞」を連続受賞しています。

 斉藤社長も、石炭を燃料とした発電には固執せず、よりCO2排出が少ないLNG(液化天然ガス)での発電を石狩湾新港で展開する一方、苫東厚真火発では石炭にアンモニアを混焼する実証を行っており、30年には混焼率20%にする目標を立てていますが、アンモニア混焼がCO2対策になるかというと、アンモニアを製造する時にもCO2が排出されるため、評価は低いようです。

 さて、先般の道議会「産炭地域振興・エネルギー対策特別委員会」では、道内の産炭地から選出された議員が、道内炭を火力発電で活用すべきという質問を行いました。

 石炭をガス化して発電する石炭ガス化複合発電(IGCC)のことは、以前にもブログで紹介しましたし、CO2排出を限りなくゼロにすることが出来る技術として有望な発電方法ではないかと思っていますが、肝心の発電事業者の北電がまったく導入を検討していません。

 北電の斉藤社長は、石炭に固執せずでは無く、CO2排出をゼロの技術を生かした発電も十分に検討すべきではないでしょうか。


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