危機感の無い岸田氏
- 2022年08月19日
維新の会を除く野党が細田衆議院議長に臨時国会の開催を求めました。
この間、安倍内閣では憲法第53条の「いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」という規定に基づいた野党の臨時国会の開催要求を無視し続け、菅内閣も安倍氏を踏襲し憲法違反を意に介せず同様に無視してきました。
さて、得意の言葉である「丁寧な説明」を標榜する岸田氏であれば、野党の臨時国会開催要求を「説明の場が出来た」と喜んで受け入れると思いきや、自民党は臨時国会を「魔の9月27日(国葬)」を終えてからゆっくりと考えたいようです。
下手をすれば11月に入ってからの開催、それも短期間で、となりまねません。
毎日、新規感染者数の新記録を更新している新型コロナウィルス感染症への対応、勝手に決めた国葬の法的根拠、何より岸田内閣の旧統一教会汚染、年内までに決めるという「国家安全保障戦略」、「防衛大綱」、「中期防衛整備計画」と伴う防衛費GDP比2%への増額、生活を直撃する物価高等々、「丁寧な説明」をしなければならない課題が目の前にうずたかく積まれているにも関わらず、ご本人は長~い夏休み・バカンスを楽しんでおられるようです。
危機感が全く無く、目の前の課題を単に先送りしているだけの岸田氏に、安倍氏や菅氏には無かった恐ろしさを感じます。