即位と元号
- 2018年05月05日
今日はこどもの日、祝日法には「こどもにの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と定義されています。
5月の第2日曜日も「母に日」ですが、こどもの日も母親は感謝されるんですね。
まあ、良いことですが、父親としては少し寂しい気がします。
ところで、来年、元号が変わります。
天皇の退位と新天皇の即位が行われることから、政府内では新しい元号を検討する専門化チームが既にいくつかの候補を絞り始めているようです。
ところで、歴史的に見て天皇の即位と改元は必ずしも一致しているものではなく、1代でいくつも改元することも結構あったようですが、明治天皇の即位によって1世1元の詔が発せられ、以後、即位によって新しい年号に改元してきました。
したがって、新しい天皇が即位して改元が行われるのは比較的新しい、たった150年位の歴史であるということです。
社会生活上で西暦と和暦が混在しているのは日本だけで、全ての国は西暦です。
伝統と歴史を重んじる意味では大切な事なのかも知れません。
しかし、少しややこしく感じている方も多くおられるのかとも思います。
国や役所などで使用する書類、公文書は元号が中心ですが、外資系も多くなり、経済のグローバル化も背景にあることから、民間の企業が使用するのは西暦が一般的です。
私は昭和28年、1953年生まれですが、平成になった今でも今年は昭和にすると何年になるのだろうかと計算してしまいます。
そして、過去の出来事を思い出す度に、元号と西暦がごちゃごちゃになってしまいます。
元号についてはいろいろなご意見が有るだろうと思いますが、少し思いを巡らせてもいいのかなと思います。