原発は自滅の核兵器
- 2014年07月28日
道新の「異聞風聞」というコラムの「原発を並べて戦争とは」を読み、その中に書かれていた元東芝原発技術者:小倉志郎氏が2007年に雑誌「リプレーザ」に山田太郞というペンネームで「原発を並べて自衛戦争は出来ない」という論文を掲載していることが取り上げられていたので、早速、ネットで検索してみました。
2007年、今から7年前に、もし日本が戦争に巻き込まれたならばまず原発が狙われるであろうこと、また、原発は平和であるということがその前提にあること、従って、原発建屋も小さな通常爆弾で破壊されるし、燃料プールも武力攻撃など設計条件に入っておらず、また、建屋内部は気圧を外気より少し下げて、もしもの時も外部に放射能が漏れていかないようになっているが破壊されたらなす術もなく、六ヶ所村の使用済み核燃料貯蔵施設は原発より遙かに武力攻撃に脆く危険な存在であるなど、そしてイラク戦争後、世界で起きているゲリラ的そして自爆的テロはどんな強力な軍隊でも防ぐことが出来ず、世界最強の米軍もイラクの武装勢力にお手上げである事実、日本は9条の改正などが取りだたされているが、原発を国内に抱えている我が国が、ひとたび武器を使用した紛争に巻き込まれたら最後、原発が武力攻撃を受ける可能性を覚悟しなければならない。ということが記されていました。
正に、日本海岸に設置されている原発は、仮想敵国が引き金を握っている核兵器となってしまいますし、原発が武力攻撃を受けたら日本は壊滅的なダメージを受けるでしょう。
集団的自衛権の行使を可能とし、他国のために武力攻撃を行うことが出来るということは、日本も参戦することであり、敵国から日本本土も標的にされるでしょうし、それは直接の攻撃だけではなく、ゲリラ的なテロも当然のごとく実行されるでしょう。
アベシンは、この論文にどのように反論ができるのでしょうか。