原発への対処
- 2011年03月16日
今日、いつも穏やかに民主党政権に対する示唆をしてくださる私の主治医の先生が、福島第一原発事故への対処について厳しく叱責をされました。
その憤懣やるかたない思いを私にぶつけたいくつかの内容は、①放出放射線量が○○マイクロシーベルトとか○○ミリシーベルトという発表よりも、今行っている作業は何の効果が有り、次にはこの作業を行うことによってこのようなことが期待されるというように、具体的な作業とその効果を報告すべきである②原発は民間の電力会社に任せているが故に責任問題を避けようと後手後手の対策と不明瞭な情報となっている③原発は国が管理し運営を民間にまかすことにより事故の対処に直接指示ができるようにすべき④国が専門家による専任チームを作り、考えられる限り最悪のパターンを想定し、対応策をマニュアル化することは危機管理上、当然行うべきものである⑤国が事故対応チームを設立し、事故に対してあらゆる対処が出来るよう訓練をし、事が起きれば全国に向かうべき⑥今回の事故により、今後は多くの国民が被爆する。放射能は体内に蓄積され、数年後にガン等が多発する。これは医学的にもはっきりしている。静かに未来を破壊する⑦屋内への避難はナンセンス。幾日滞在できるというのか⑧このような状況の中で、与野党が力を合わせた救国内閣で一刻も早く対処すべきなのに、予算がどうだ、補正予算がどうだなど、政治家は何をやっているのか。口ばかりでなく自ら福島に行け。このままでは日本は沈没する。成層圏に放射能がとどけば世界各国に影響を及ぼす。地球崩壊だ。⑨北海道には泊原発がある。道民に心配無いような対処が出来なければ、お前は道議を辞めろ・・・等々。
私が訪ねたことで、今までの鬱憤を一気にはき出されたようですが、これは、多くの国民の心配と思いではないでしょうか。
津波は見えますけど、放射線は見えません。見えないが故に恐怖心も大ききなります。
情報だけは「適正」にではなく「正確」に伝えるのが、自民党には期待できない、民主党だからできる国民へのメッセージではないでしょうか。