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向山氏の報告(ブログ3750)

  • 2024年11月20日

 8区の自民党衆議院議員である「向山氏」が、道新函館支社を訪れ、衆議院議員1年生としての抱負を述べたことが道新函館版に掲載されていました。

 まず、25日から始まる臨時国会で議論となる補正予算案について「物価高対策の実現と同時に経済成長の素地を作る事が重要だ」と述べました。

 抽象的でいったい何をするのかがハッキリ分かりません。

 物価高対策としてまず何を行うべきとか、経済成長のためにはどのような対策が必要だということが示されておりません。話されていることは、政治家では無くても誰でも話せる内容だと思います。

 また、「既に地元から多くの要望を受け付けた。それだけ与党とのパイプを求めていたのだろう。一つ一つクリアしたい。」とも語ったようです。

 与党とは言え、まだ議会のルールも分からず、本会議場ではキャピキャピして禁じられている写真撮影を行い、党から厳重注意を受けました。まず、衆議院議員としての常識を身につけていただくのが先決だと思います。そうでなければ支持者から失望されます。

 また、議会は、「期」が重要なファクターの世界です。つまり、1期生のパイプというのは毛細血管のように細いものですし、俗に「1期生は、雑巾がけ」から始まります。そして今回の選挙によって国会情勢は与党自民党だけでは何も出来ない政治状況です。その中にあって、言葉だけでは無くどのようなパイプの太さを示して道南の課題をどのように解決するのかしっかりと注視していきたいと思います。

 麻生派に所属したようですが、これに対して「非常に悩んだ。政策集団に所属していた方が政策実現へ力を発揮出来るという選択だ」との話していました。

 選挙前には、政治と金について「私は新人なので、お金とは無縁だ。当選したら内部から変えていきたい。」と話していたような気がします。また、総決起集会で選挙応援のビデオメッセージが大画面に映し出されましたが、出演していたのはコバホークこと小林鷹之氏、そして高市早苗氏です。お二人とも麻生氏に近く、高市氏に至っては麻生氏が中心になって総裁選挙を応援した方ですし、何より政治と金が問題になり、諸悪の根源の「派閥」が解消されましたが、唯一派閥を残しているのが「麻生派」であり、政治資金規正法の再改正にも消極的な派閥です。ご本人の主張とは一番合わないところに身を置いたのではないでしょうか。選挙前の言葉が本心ならば麻生派にいても、企業・団体献金を反対して欲しいものだと思います。今後の言動は有権者皆さんが注視しています。

 そして、政策集団への参加が政策実現の力となるというのであれば、つまりは「自分一人では何も出来ない」と言っている事になりはしませんか。

 五稜郭のど真ん中、「シエスタ」の高級タワーマンションに居を構え、また子育てはご両親に任せているということも聞こえてきます。「子育て中の皆さんの気持ちは十分理解できる」と選挙中に訴えていましたが、選挙前、選挙中、選挙後の国会開催中、誰が子育てをしているのかも見える化して欲しいものだと思います。

 なお、ご主人は成長産業である電動キックドードのシェリングを行っている「ループ社」のCFO(財務最高責任者)です。いわゆる富裕層でしょうか。


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